資料なしで描く方法(最初は資料を使うところから始まります)

資料を見ずに想像で描くには。記憶が「記号」を描いてしまう理由、視覚のストックの作り方、紙で進める4週間の練習計画を紹介します。

更新日 2026年10月23日4分で読めます

想像で描くには、まず視覚のストックをつくります。数週間、実物や写真を描いて、形、比率、光の当たり方を頭に蓄えます。そのうえで記憶から描き、元の物と見比べます。資料なしで描く力は、資料の代わりではなく、資料を使って育てるものです。

なぜ想像すると記号になってしまうのか

マグカップを思い浮かべると、取っ手と円柱は「見える」のに、口の幅が高さの何割かは出てきません。記憶は、見分けるために必要なものを覚えていて、絵に必要なものは覚えていません。2016年のレビューも同じことを述べています。知覚と、記憶にある記号(目はアーモンド形、など)が、描くものを決めます。解決策は、まずよく見ることです。そうすれば記憶が、もっと良い材料を返してくれます。

資料を見るのはズルでしょうか。いいえ。行き詰まったらちらっと見て、問題を解いたらしまいます。

記憶トレーニング

1枚の紙に描かれた同じ水差しを別の角度から描いた鉛筆スケッチ2枚。隣に本物の水差しと鉛筆
水差しを隠す前に、いくつかの方向から観察します。

最初はマグカップ、水差し、洋なしなど、単純な物で始めます。隠す前に、どんな形でできているかを声に出し、比率を3つ書き留めます。同じ題材で数日くり返し、そのあと変えます。

先に育てたい5つの力

見たことのない物を描くには

自分が知っている形に分解し、資料は細部のために取っておきます。まずは架空のマグカップで試しましょう。背が高く、先がすぼまり、かご型の取っ手がついたものです。

  1. 変える点を決める(背が高い、すぼまる、取っ手が上)。
  2. 変えてはいけない点を守る。 口は楕円のまま、壁には厚みがあります。
  3. 単純な形で組む。 円錐、平たい楕円、半円を使います。
  4. 光の向きを1つ決めて、陰影をつけます。
  5. 解決できない部分だけ資料を見る。 たとえば、かごの取っ手がどうつくか。

4週間の計画

段階を追える見本は、鉛筆のマグカップのレッスン、陰影つきりんごのレッスン、カートゥーンの鳥のレッスンにあります。1日ごとに進めたいなら、創作の日もある初心者向け30日チャレンジがおすすめです。

Sketchwiseの使いどころ

Sketchwiseは「資料」の側を受け持ちます。選んだ写真を、ステップごとにガイド画像がつくレッスンに変え、「もう一度描く」でレッスンをくり返して試行を見比べられます。数日後にステップを見ずにレッスンを描き直せば、ガイドを外した記憶トレーニングになります。描くのは本物の紙で、スマートフォンは紙の横に立てかけます。

絵を一から始める方は、大人の初心者のための始め方ガイドへ。遅すぎないか心配な方は、こちらの記事をどうぞ。

よくある質問

想像で絵を描けるようになるには?

まず実物や写真を見て描き、そのあと記憶トレーニングをします。想像力は、すでに蓄えたものを組み合わせ直すことしかできません。

資料を見て描くのはズルですか?

いいえ。芸術家は何世紀も観察から学んできました。行き詰まったらちらっと見て、解決したらしまいます。

記憶から描けるようになるまでどのくらいかかりますか?

4週間の計画で目に見える上達が期待できますが、習熟までは言えません。日付入りの紙を見比べて確かめてください。

次の一枚は、写真から始まります。

Sketchwiseをダウンロードして、目に入るものを次のレッスンにしましょう。

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